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月報巻頭言集
 泉北伝道所 牧師 安田 修
月報巻頭言
泉北伝道所 月報 2016年12月
 ここでは、子供達の親だと思われる人達が、子供をイエス様のところに、祝福して戴こうと連れて来たのに、弟子達が、

こともあろうに、その親たちを叱ったというのです。けれども、イエス様は、「子供たちを来させなさい。私のところに来る

のを妨げてはならない。天の国はこのような者達のものである。」と仰って、弟子たちを逆にお諌めになったのであります。

イエス様の到来と共に、私達のところに近づいた「神の国」は、正にこのような幼子のものなのです。盲人たちも、耳の生まれ

つき聞こえなかった人も、長年長血に苦しめられてきた女性もそうでした。イエス様ならきっとこの病を治してくださると、

単純に、一心に信じて主の所へ来たのです。信仰とはそのようなものです。理屈でも、経験でも、知識でもなくただ単純に

イエス様を信じ、信頼する者に与えられるのです。幼子達もそうでした、ただ「親たちの信仰」に連れて来られただけなのです。

私達の泉北伝道所では9月から月に一回ですが、日曜学校を再開し、子供達と共に礼拝を守っています。大変大きな恵みであり

ます。けれども、私達は、この弟子達と同じ様なことをしてはいないでしょうか。私達は、子供達は習い事などで大変忙しいから

とか、子供達の送り迎えをする親が大変だからとか、親は仕事が忙しくて礼拝に出られないとか、様々な事情を配慮して、幼子を

「神の国」に招いておられる、イエス様から遠ざけてはいないでしょうか。何よりもまず、私たち親が、幼子を受け入れていない

のではないかと心配されます。イエス様は子供達を何より、ご自分のものとしてみもとに集めようとなさっているのです。

大人の礼拝出席者が10人前後の小さな泉北伝道所に6人以上もの幼子が与えられているのです。これは驚くほど、大きな恵みでは

ないでしょうか。

非常に立派な新会堂を建設された茅ヶ崎教会の五十嵐喜和先生から、先日戴きました第143号「教会報」の11頁に、ある方が、

「私達は神様に新しい教会を与えられ、旧に倍して御言葉に聴力を集めています。でもやはり日曜学校の生徒達の増えることを

願っているのです。」とありました。心からそう思います。

私事で申し訳ありませんが、私は小学校時代に牧師の息子さんと友達になったものですから、学校が終わるとすぐに教会(幼

稚園付属)に行き、夕暮れまで教会で友達と遊びまわっていました。勿論、日曜学校にも大勢の友達と一緒に行っていました。

その15人位の同級生の中から、牧師が二人と長老クラスの教会員が4人育っています。(私達の教会も、子供達が日曜学校の後、

少しでも遊べるようにしたいものです。)一人の幼子が、小さなときから教会の日曜学校に招かれ、やがて大人の礼拝にも出席し、

教会の一つの枝として育って行くことほど素晴らしい出来事はないと思います。私どもも、この幻を見ながら、共に歩んで行きたい

と思います。

幼子を受け入れ、理解し、幼子からも教えられ、神様を信頼する者とされますよう、祈ります。




 
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  「子供を祝福する主イエス」   マタイによる福音書 19章13~15節