主は洪水の上に座し、主はみくらに座して、とこしえに王であらせられる。主は

   その民に力を与え、平安をもってその民を祝福されるであろう。

 = 詩篇29 : 1-11節  



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月報巻頭言集
 教師  武田 晨一 
月報巻頭言
泉北伝道所 月報 2019年7月
  昨今、世の中には随分と色々なことが起っています。そのどれを取ってみても、政治・経済・国際情勢・世相共々、希望の光

となる明るい出来事がありません。一言で言えば「混沌」・カオスに尽きます。この混沌を、今、詩人は洪水と轟わたる雷鳴に

よって語っています。遠くからゴロゴロと鳴り響き、人間の力ではどうにも太刀打ちできない圧倒的な権威と力を持って近づき、

やがてあの強大な山をも根こそぎ蹴散らす恐るべき迅雷をもって、人々が最強だと思っていたレバノンの紅白さえも打ち砕き

ます。そしてやがて風は過ぎ去って、平安と祝福が回復されると記します。

 ここで詩人は、恐るべき雷鳴の轟も、洪水による破壊も、全てが「主の御声」によって起こされると言います。この詩編には

「主の御声」と言う言葉が七回も繰り返し語られています。聖書の冒頭で、主なる神が「光あれ!」と、その御声を発した処に

「光があった」と、天地万物の創造を記しています。この世界は神の言によって造られ、神の言によって支配されています。この

世界と歴史の根底には、神の主権があります。今、起こっている全ての出来事の背後に「主の御声」が、神の主権があります。

決して人間の思惑通りに、この時代と歴史が動いているのではありません。

 先進工業国の失ったものは大空であり、光であり、水であり、土であります。その原因は、その根本において人間が神になり

代わって世界を支配し得ると思う傲慢さにあります。神を畏れない思い上りです。そのような人間に、神は「そうじゃないのだ、

人間は自分の力だけでは立ち行かないのだ、そんな事をしていたら滅びてしまうのだ」と御声を発し、その愚かさを断罪されるの

です。そして神はその混沌の「大水の上に座し」て、その「大水に向かって」語りかけておられるのです。それが神の御言である

聖書です。

 リースマンは「現代人の特徴は不安と言う一語で捉えられる」と言いました。いくらお金があっても、教養があっても不安は

解消しません。しかし、この命の言に聞いて生きて行くならば、どのような時にも人は本当に心から喜んで生きることができます。

そして、その言は、イエス・キリストの「十字架の言」となって、この混沌とした時代の中に、限りない祝福と安らぎをもって

臨んで下さるのです。














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